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技能五輪 全国大会 / 国際大会(WORLD SKILLS)

 
技能五輪全国大会は、青年技能者の技能レベルの日本一を競う競技大会です。
家具の他に左官や造園、精密機器組み立て、西洋料理や美容など40数職種あります。
参加資格が満年齢23歳以下なので、若い技能者しか出場できません。
そのため、一般の大学に進学すれば事実上出場の資格を失ってしまいます。
地方予選で優秀な成績を修めた者のみが出場できます。訓練校などでは、同級生が皆ライバルとなります。
 
また、国際大会は2年に一度開催されます。
基本的にその前年の全国大会が国際大会出場選手選考会を兼ね、優勝者(年齢制限内の最上位者)が世界大会出場の切符を手にします。
 
全国大会は2日間。国際大会は4日間。
事前に公表された課題が、競技当日に変更を加えられて発表。
同じ課題を、手加工を含めるなど決められたルールに沿い、非常に厳しい制限時間の中で製作を行い、厳密な採点基準に基づいて減点法にて審査し、優劣を決します。
 
技能五輪は、沢山の職種の二十歳そこそこの有望な若者たちが、それぞれの職種の中で職業技術を磨き、技を競い合います。その姿には胸を打つものがあります。
全国大会は毎年いずれかの都道府県で開催されます。お近くで開催の際は、ぜひ足をお運び下さい。

gauzy calm worksには日本一が3名も!

 
gauzy calm worksには、技能五輪で金賞を受賞した職人が3名も所属しています。
他に、銅賞が1名、敢闘賞が1名。所属職人全6名中、5名が技能五輪受賞者。国際大会へも2名が出場、2019年には敢闘賞も受賞しています。
2022年には、「第1回旭川木工技能競技大会」の初代王者も獲得。
 
gcwの創業は「bacana」に工場を間借りする「工場シェア」という形態でスタートしましたが、bacana原 弘治 氏も技能五輪金賞受賞者。
「20代の技能五輪金賞の二人が始めた工場」として注目を集めましたが、その後も優秀な作り手が集まり、旭川では「技能五輪」や「技術」といえばgauzy calm worksを連想するような存在となっています。

代表の木村は平成12年 埼玉大会に出場し、優勝しました。

 
木村は旭川高等技術専門学院2年生の時に、旭川では初の学生優勝を果たしました。
 
 

 
 
 

 
 

平成13年 韓国大会に出場しました。

 
全国大会に出場する時は北海道選手団を結成しますが、国際大会では日の丸をつけたナショナルチームを結成し、表敬訪問を重ねます。
厚生労働省などを訪問した後、首相官邸や東宮御所を表敬訪問しました。当時の総理大臣は小泉純一郎 氏。
競技国へ渡る前にさまざまな公式行事をこなします。
 
ヨーロッパでの開催が多いですが、 この時は韓国での開催でした。
国際大会では、課題は事前に全く公表されません(当時のルール)。
本番当日の朝に図面が配布され、30分以内に読み込んで作業に入ります。
図面についての質問もこの時間内にのみ許されます。
 
この時の課題は、フラップのついたデスクでした。
 
※全国大会、国際大会ともに競技方法は変化しています。
 

  

 
 
残念ながら競技は散々な結果で終わりました。
 
事前に公表されていた設置機械のいくつかが危険という事で使用禁止になるという事も。
その機械で加工しようと練習していましたから、経験も少ない当時は途方に暮れてしまいました。
 
ストロークサンダが逆回転だったり、日本の多くの木工現場では外している安全装置が付いていて(考えてみれば当然ですが)必要な加工が出来ませんでした。装置を外したい事を伝えると審判団で協議が始まりますが、急ぐ様子もなく会議をするので時間をロス。一度の加工の度にそんな調子です。
 
優勝したのは台湾の選手。
全4日間の競技時間の中、ほぼ3日で終わらせて最終日は遊んでいたのを覚えています。
彼は14歳の頃から家具製作に携わっていたそうです。すでに7、8年の実務経験を有していました。
私は訓練校を卒業してわずか半年、実力差は歴然でした。
会社で入社8年後に、新しく入った新人と統合力で勝負すれば、もう勝敗は決まっています。
他の国の選手たちも、実務経験を有している選手ばかりでした。
 
ちなみに多くの国では、技能五輪でメダルを取れば報奨金や兵役免除などの優遇を受けられるそうです。
また、参加費用や準備費用などのバックアップも多いと聞いています。
 
競技前日に各選手は自分のブースに道具などを広げて設営します。
私は昔ながらの木の箱に道具類を詰め込み、指導者の先生と二人で何度も往復して運びますが、他の選手たちはフォークリフトで巨大な箱を一つ運搬して来ます。
その箱ががばっと開くと、中から工場にあるような据え置きの機械類が出て来て、あっという間にまるで工房になりました。なんとも自分のブースが心細く感じ、これはもう無理かもしれないなと、競技が始まる前に感じたのを覚えています。
 
沢山の言い訳があるのですが、しかしはっきりしている事は自分の圧倒的な力不足でした。
この時の敗北のトラウマが、今に続く技能五輪挑戦への取り組みの原動力になっています。
 
余談ですが、大会期間中にはアメリカはテロがあり、それを受けて競技会場内にも武装した兵隊がいたり、日本から応援の飛行機が飛ばなくなったりと大変でした。


安藤 哲平 技能五輪全国大会 金賞!

 
 

  

第54回技能五輪全国大会に安藤 哲平が出場し、優勝しました。

平成26年10月22日、23日に山形県で開催された第54回技能五輪全国大会 家具職種で安藤 哲平が見事優勝し、金賞を獲得しました。
 
おといねっぷ高校から手工具に慣れ親しんだ安藤。
手工具の鉋やノミなど、刃物を研ぐ事が刃物での加工や扱いの上達の方法。ところが、研ぎの作業は地味で時間と手間と、集中力を要するのでなかなか取り組めないものです。そのため、自分の砥石を薄くしている若者は、それだけでコツコツと努力する事ができる人間という事がわかります。
 
安藤の砥石は、何枚もペラペラになっていました。
 
そんな安藤が、過去最多出場選手数の30名が出場する全国大会で優勝しました。
 

 

 


山口 智大 史上初の技能五輪2連覇

 
山口はものつくり大学在学中に、大会史上初の全国大会2連覇を達成。
実は安藤が金賞を獲得した時、山口は銀賞でした。その翌年から2連続金賞を受賞。なんと山口は銀賞1個、金賞2個保有の超大型新人としてgauzy calm worksに加入しました。
これにより、再びgauzy calm worksには技能五輪日本一が3名となりました。
 

 

 

 

 

山口 智大 ロシアで開催の技能五輪国際大会出場 

 
全国大会優勝で国際大会出場の切符を手に入れた山口は、翌年(2019)ロシアで開催された技能五輪国際大会に日本代表選手として出場しました。
 
全てを掛けて金メダルを目指しましたが、残念ながら届きませんでした。
しかし、日本勢40年ぶりの一桁順位と敢闘賞を獲得し、確かに実力を示しました。
 

 

 
 
 

 
 

山口のロシア大会の様子

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 

 
 

小亀 弦 技能五輪全国大会 敢闘賞

2022年11月に千葉県で開催された第60回技能五輪全国大会 家具職種で敢闘賞を受賞しました。
 
小亀は岐阜県高山市出身ながら、北海道おといねっぷ美術工芸高校の出身。高卒後、上松技術専門校を経てgauzy calm worksへ。
若年の頃からものづくり、木工を志していた小亀。
 
近年、ますますハイレベル化している技能五輪全国大会。
金銀銅、敢闘賞までの入賞者10名の中で、唯一の初出場が小亀でした。
金賞受賞者は実に5度目の出場で2連覇、他の選手も複数回の出場経験と入賞経験のある実力者が揃った大会でした。
 
小亀は、次回以降の技能五輪挑戦も楽しみな有望な若者です。
 

 

 
 
 
 
 
 
 
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