小さなカップボード
gauzy calm worksのサンプルとして小さなカップボードを製作しました。
かまち組の扉、下部は目隠しの為に板張りに。木目も通ってスッキリ見えます。
上部は透明ガラスを。
棚板は全て可動式です。
引き手はオリジナル真鍮引き手。
今回は扉のヒンジも真鍮で特注しました。
扉の納まりは、gauzy calm worksらしいささやかながら美しい納まり。
扉を少し残してしゃくって薄く見せるとともに、扉と本体との隙間を隠すという難しい加工。
框の組み方も、木工の基本とはいえ最近は見かける事も少なくなった仕口です。
框の内側に繊細な化粧面がまわり、面の幅だけ45度にカットして接合します。
脚とキャビネットの納まりも、実は繊細です。
1ミリとか、2ミリ3ミリの出入りで納めていますが、シンプルなフォルムに対して細部の繊細さにご注目ください。
扉の納まりや框の仕口、脚の繊細な納まりなどなど細かな意匠が、主張する事無く上品に製品の品格を高めています。
シンプルなフォルムに作り手のこだわりが詰まった製品です。
ナラ カラーオイルフィニッシュ